国際シンポジウム「なぜ女性が政治に必要か」開催 東京・生活者ネットワーク
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2002 年 8 月 21 日    
国際シンポジウム「なぜ女性が政治に必要か」開催

来年の統一地方選挙を視野に、日米の研究者、政治に関わる女性たちが、女性議員を増やす意義、その活動、社会状況などについて語り合うシンポジウムを開催し、全国から100人を超える参加者を集め、熱心な議論が行われました。
この会を主催したのは、東京・生活者ネットワークと、日米の『女性と政治』研究者でつくるJAWSジョウズ(日米女性政治学研究者シンポジウム)。JAWSは女性と政治を研究することによって、女性の政治参加が発展することをめざしています。(8月21日都議会会議室)。

1.基調講演
「なぜ女性が政治に必要かーアメリカの女性の事例から」
マーガレット・コンウェイ フロリダ大学名誉教授(政治学博士)

2.パネルディスカッション「女性が創る新しい政治」
コーディネーター 新井美沙子(東京都議会議員)、
山口みつ子(市川房枝記念会、常務理事)、
大河原雅子(東京都議会議員)
M・コンウェイ(フロリダ大学名誉教授)
まとめ 岩本美砂子(三重大学教授)
 主催:日米女性政治学研究者シンポジウム(JAWS)
 後援:東京・生活者ネットワーク

基調講演「なぜ女性が政治に必要かアメリカの女性の事例から」概要

アメリカで女性が議席を獲得してきた経過を報告。州議会を例にとると、1971年にはわずか4.5%だった女性議員が2002年現在では22.5%と大きく議席を増やしています。その社会的要因として、@環境問題などのNGOやPTAで教育問題に関わってきた女性たちが、専門家として自治体政府の審議会委員や教育委員になったりするケースが増えるなど、政治参加がすすんできたこと、A候補者を発掘・支援し、その支援の輪を広げる人=ゲートキーパーの社会的役割が位置づいていること、をあげています。アメリカで最大級の女性団体「エミリーズリスト」をはじめ、ローカルレベルの同様の団体が数多くあり、女性を連邦、州議会に送る活動をダイナミックに展開しています。

パネルディスカッション概要
岩本美砂子さん(三重大学教授)、山口みつ子さん(市川房枝記念会常務理事)と、東京・生活者ネットワーク代表の大河原雅子(都議会議員)が、「女性がつくる新しい政治」をテーマに、日本における課題と展望について話し合いました。日本では、男女の所得格差により女性は選挙資金をもちにくいことなど、女性が立候補しにくい状況が改善されていない、地方では女性ゼロの議会もまだまだ多く、女性議員が一人の議会も少なくないのが現状です。生活者ネットワークでは、議員の任期を原則2期としおおぜいの女性を政策決定の場に送り出していること、議員報酬を生活者ネットワークに寄付し、政策立案のための市民の調査活動資金にしていることなど、独自のルールをつくって、女性議員を増やしてきたことなどが語られました。この日、コーディネーターの新井美紗子(東京・生活者ネットワーク都議会議員)は、「団体を超えて、刺激的なパートナーシップとネットワークで、女性たちが政治にむかって果敢に行動し、03年統一地方選挙には大きく変化を生み出そう」と結びました。

〔写真下右〕写真左から、新井美沙子、岩本美砂子さん、マーガレット・コンウェイさん、山口みつ子さん、大河原雅子と司会進行を担った森下典子(西東京・生活者ネット市議会議員)。


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