東京・生活者ネットワーク
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2003 年 12 月 15 日

八ッ場ダム審議に対する生活者ネット討論
〜都市・環境委員会(12月11日)での新井美沙子の討論〜

 今回の議案は建設に要する費用が2110億円から4600億円に変更というものですが、この費用には水源地域対策特別措置法や基金にかかる費用と利子が含まれておらず、それらを含めると推計総額8500億円にも上る事業です。東京都の負担もすべてを含めると1325億になり、財政難のこの時期に都民の理解を得られるものではありません。
そもそも東京都にとって八ッ場ダムが必要なのか、という点にも疑義があります。
利水について、都の一日最大給水量も平均給水量も1990年以来漸減傾向にあり、それぞれ昨年実績で519万t、458万tです。東京の人口は2015年をピークに減少すると推測されており、水洗トイレや洗濯機、食器洗浄器なども次々と節水型が開発され、今後の普及によって水利用量は当然、減少していきます。また、工業用水も非用水型部門へと移行していくので、水需要がさらに減少することは明らかです。第5次フルプランでの推計で出された日量600万tという都の見込みは大きすぎるといわざるを得ません。
一方、現在の東京都の水道水源は都の試算では日量623万tで、多摩地域の地下水40万tを算入すると663万tになっています。浄水場の漏水率を2%で計算した私たちの試算によると水道水源の推量は699万tにもなり、都のフルプランの600万tさえ満たしており、新たなる水源は必要ありません。

 治水については、1947年のカスリーン台風をもとに計画が立てられていますが、当時の大洪水は戦時中の森林乱伐がもたらしたものです。今では森林の成長とともに山の保水力は回復しており、当時のような大洪水が起こる可能性は少なく、16000m3/秒の河川改修と既設の6ダムで十分です。国の計画によると八ッ場ダムはたった600m3/秒の機能しか持たず、他にも新たなメニューが必要としており、八ッ場ダムを建設しても解決するものではありません。
更に八ッ場ダムはそれ自体に大きな問題点を抱えたダムです。吾妻川の上流には草津温泉、万座温泉、硫黄鉱山跡地、白根山などがあり、砒素などの重金属や窒素、リンなども計測される強酸性の河川です。中和のため品木ダムを建設し、年間十数億の維持管理費をかけて、日量60tの石灰の投入、浚渫と埋め立てを行っていますが、品木ダムの堆砂率はすでに80%になっています。これらの堆積物が八ッ場ダムに流入することも考えられ、ダムの寿命が早まる可能性も非常に高いといえます。
またこの地域は浅間山の噴火時に積もった岩屑なだれ堆積層が厚く、地すべりが起こりやすい地質です。水を含むと更に流動性が増すとされ、現地再建型で造成される代替地も危険地域になっており、万が一の場合には大変危険です。
以上のように、八ッ場ダムは、その目的である利水・治水上も必要のないダムであり、ダム自身もあまりに多くの問題をかかえており、この議案について反対いたします。


2003年12月1日

八ツ場ダム計画は見直しを
〜民主党に以下の要請をおこないました〜

八ッ場ダム計画に関する要請書

 このたびの衆議院選挙でのご奮闘に敬意を表するとともに、当選を果たされた皆様の今後のご活躍を大いに期待しています。沈滞する日本政治に、二大政党時代の道を開く動きをつくりだし、政策マニフェストを有権者に明示することを打ち出されたことを高く評価いたします。生活者ネットワークはローカルパーティの立場から、民主党マニフェストとネット政策が一致する課題について、共に活動を進めていきたいとおもいます。
 特に、マニフェストには公共事業の見直しを大きくとりあげられ、川辺川ダム計画などの中止を明言されたことは、まことに心強いことです。脱ダムの気運も近年高まる中ではありますが、一度始められた事業は見直されることもなく、まだまだ各地に温存されています。利根川・荒川水系の八ッ場ダムは、東京・埼玉・千葉・茨城・群馬へ都市用水の供給を主目的に約40年前に計画され、長年にわたる地元の激しい反対運動の結果、当初の計画通りには進まず今日に至っております。
 しかし、このたび国土交通省は、ハッ場ダムの総事業費について、約2110億円から約4600億円に引き上げる方針を固め、特定多目的ダム法に基づき、関連自治体の知事に意見照会を行いました。2.18倍という大幅な引き上げで、関連自治体の負担金も大きく増加しています。
 これを受け東京都は、第四回定例都議会に、議会の同意・意見を求める議案を提出しています。国土交通省は回答期限を示しておらず、埼玉・千葉・群馬は今県議会に議案を提出していない中、先行して東京都が議会同意を求める理由はありません。むしろ、長年の社会・経済変化や水需要の実態と今後のそれに即した需要予測を公に示して判断すべきです。東京都が各県議会に先行して結論を出すことは、これから行われようとしている見直し論議に有形無形の悪影響を与えることが危惧されます。

 貴党におかれましては、国土交通省に徹底的な情報公開を求め、巨大な公共事業に真摯な見直し論議ができるよう、都議会・国会こぞってご尽力いただきたく要請いたします。

 東京・生活者ネットワーク
 代表委員 大河原雅子・樋口蓉子・藤居阿紀子


2003年7月30日

2003アースガーデンに参加

環境部会

7月12、13日代々木公園にて開催されたアースガーデンに、「廃棄物会計から容器包装リサイクル法改正へ」をテーマに東京ネットと生活クラブ生協で共同参加、出店しました。
アースガーデンは、毎年4月に開催される「アースデー」の趣旨をさらに広げ、シーズニングイベントとして定着することをめざして2001年から年3回開催し、エコロジーや共生を共通のポリシーとする広範な人たちの交流イベントとなっています。アジアンマーケットやオーガニック食品の展示販売の出店も多く、若者の参加も多くありました。
東京・生活者ネットワークは、これまでもアースデーに積極的に参加し、生活者ネットワークの政治をアピールしてきました。
今回、東京ネットはパネル展示、廃棄物会計報告冊子「育てよう!廃棄物会計」販売、容器包装リサイクル法改正ネットワークパンフレット(仮)配布、廃棄物会計クイズを行いました。生活クラブは、生活クラブ組合員の不燃ごみ展示、ごみの分別アンケート、容リ法クイズを行いました。容器包装リサイクル法の問題点を知らなかった人も多く、容リ法改正のアピールを広げる良い機会となりました。

   

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